2018年10月28日日曜日

ブエナビスタな日曜 映画が教えてくれること


早く目覚めた日曜の今日は、
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のキューバ音楽に揺られながらお米をといで、
とてもいい気分です。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの概要

Netflixといい、Huluといい、最近は映画見放題のサービスが増えて、
なつかしい名画もこうしてまた復興しています。

若い世代も目にすることになるだろうし、
今は今で、良い時代だな、と感じています。
何より、テレビに用事がない私にとって、好きな映画だけ楽しめるこの機能は、需要がマッチしています。

私はリアリティと創造の狭間を好むので、アート関係のドキュメンタリー映画が好きです。
今週観た3本はドキュメンタリー。

その中で水曜日に観た「ビル・カニンガム&ニューヨーク」が特に気に入りました。
ビル・カニンガム&ニューヨーク

好々爺で愛らしくもあり、プロフェッショナルでもあり。
そして仕事を愛して、贅沢も尻目に熱中し続けるビルの姿勢は、なんとなく、私の彼と似ていると感じました。
そして私は、ちょっと彼をそっとしておこう、と選択をしました。

今、どうも色々参っているようで、
たぶん、私のことどころではないのです。
まあ、私に飽きてしまった、ということも考えられますけど(^^;)

ともかく彼の仕事との付き合い方がビルに似ているのが解なのだとしたら、
今、私が無理を言うのは、面倒で仕方がないことだと思います。
背負ってるものがとても大きいですから。

若い頃に映画を観ていたときは、ただ感動とか涙とか、直感的なものだったのですが、
「最近は現実に立ち返ったときにどういう人間になろうか」、と連想します。

愛や信頼は美しい言葉ですが、とても不確かなものです。
それを信じきるのは勇気がいります

しばらくそっとしておくことを伝えたときは、
このままダメになってしまうかもとか、
自由にさせてしまうとか、
もちろん怖かったし勇気が必要でしたが、
それでも私は、その美しい気持ちを大切にしたい人間です。

そのあと、ベン・スティラーの「LIFE!」を観て、
この選択は間違えではない、と、思えました。

良い週末です。

大きなカブを買いましたので、
ごはんが炊けたら、カブの葉のごはんを食べようかな♪












2018年10月27日土曜日

ミニマム時代の家電 つれづれ

最近、仕事の都合で家電量販店を毎日通るようになり、
世の中の新しい技術に興味を持つようになりました。
(テレビにはやっぱり興味がないのですが・・・)

世の中の多くのものが、無線で楽しめるようになってきたのだな、と感心しています。
旅がスタイリッシュになりそうなものとか、家事がシンプルになりそうなものとか、
私の興味が向くものは、まあやっぱり、そういうものです。

この先、スマホでは、ワイヤレスイヤホンが普通になってきそうですね。
そもそも穴のないスマホ。
鞄の中でグチャグチャに絡まるイヤホンコードが煩わしかったので、
良い進化だと思います。

それが世の中の普通になったら、私たち買い手は、当然これまでの有線イヤホンを手放し、ワイヤレスタイプを購入する必要が出てきます。
そうやって技術メーカーは、新しい時代を作っていくのですね。
とても刺激的な世界です。

世の中でビデオテープやカセットテープやCDが誕生したのは、そんなに古い歴史ではないですが、なんともはや、それも時代は通り過ぎてしまいました。
使用するのに、ビデオデッキなどひとつひとつモノが必要だったのに、
今は世界のどこに旅をしても、私は小さなスマホ一台でお気に入りの音楽が聴けるし、写真を残せるし、寂しくなれば映画が見れます。

難しいことはわかりませんが、ワイヤレスイヤホンといい、
これからは、20世紀~21世紀に作ってきたモノを土台に、
それをよりシンプルに整理していくミニマリズム技術にシフトしているのですね。

今、目下私が欲しいものは、映画を楽しむためのプロジェクターです。
テレビという巨大なモノがなくても、見たいときだけ画面を広げられるからです。
しかし、白い壁は必要。

これももしかして、SF映画に出てくるように、空中にハッキリとものを投影できる時代が来て、必要なくなってしまうかもしれませんね。
「これを見てごらんよ」とか、空中の画面をシュっとやったら、
向うにいる人にパっと飛んでくるかもしれません。
そうなると、ディスプレイや紙、コピー機という モノ も必要なくなります。

音だってスピーカーが無くても、そもそも空気中に音を存在させなくても、
脳に直接、波動だかなにかが届いて、
自分の体内だけが感じ取るようになるかもしれない。

ロマンです。
同時に生産する必要がなくなると失われる職もあります。
モノではなく、市場トレンドを読むフットワークの軽さや、革新的な能力自体が大切になってきます。

私もそんな、大ミニマム時代に突入しても、輝いていける人でいられるように、
日々、新しいことを学んでいたいと思います。

最近またスペイン語を再開しました。
ド文系で技術のくわしいことがサッパリな私には、
生き残り作戦として、やっぱり語学が一番てっとりばやいです^^;








2018年10月5日金曜日

彼と記憶とモバイルと

モバイルwifiにしてから生活がドラマティックに快適になった気がします。
おそらく数年前なら速度が遅いとか、色々あったかと思うのですが、通信業界は日々グレードアップしているから、日常づかいで使う分には今のところほとんど問題が起きていません。

日中は仕事でほとんど家をあけて誰もいないし、その間に家にインターネット環境がある必要はない、という理由で選択したのですが、私のライフスタイル的にはとてもあっています。

今日はそんなモバイルwifiを使って、夜中に彼と素敵な映画を見ました。

実は今日は、昔大切にしていた彼を失ったネガティブな記念日(?)でもあります。
もうその方のことは昔の話で、未練などはないのですが、
傷ついたマインド自体はよみがえる、そんな日ではあるのです。

そんな痛みのある日に、大切にしている彼と一緒に、良い時間を分け合えたことで、
私はより一層、彼への感謝が深まった感覚があります。

彼を信じ、私は起きたあと彼に、今日はその日であることを伝えました。
抱きしめながら、とても和やかに受け止めてくれていました。
今日ひとりぼっちでこの日を迎えていたら、また色々思い出して、しばらく落ち込んでいたかもしれません。
もうそんな必要はないのだと思うと、出会えて本当によかったなあと、幸せになるのです。

私はテレビを放棄してから、
充実した価値のある時間を手にできたことは確かです。

これからもテレビは特段、必要とはおもわないのですが、
しかし世の中の流れから遠ざかった分、少し意固地だったり、ためこみやすい性格になっていたようにも思います。
人と人のつきあいが深まりますから、それだけ悩みも大きくなりがちでした。

客観的にながめていても、良い意味で「ミーハー」な人のほうが、
比較的楽に生きているようにも思います。

モバイルwifiを取り入れたことで、時とともに生え変わるものごとの流れに、少し溶け込めるようになってきているようにも感じます。

今度彼と観る映画を探して、今はワクワクしています。

彼はきっとこんな映画が好きだな、これは疲れているときに見てほしいな、
そんなことを思いながら雨の金曜日を過ごしています。

失恋の痛みから立ち直るにはとても強いパワーがいるけれど、
あの時一生懸命、自分と闘って、前に踏み出せてよかったです。

だからこうして今がある。

あたらしい道に踏み出すことは、その時は苦しいけれど、こうして幸せをもたらしてくれるのだと感じる、そんな静かで暖かな週末です。



2018年7月9日月曜日

良き人格をみがく5つの資質


-世界でいま、最も重視されている 子どもに必要な5つの資質
-学習習慣・自分で考える力・回復力・やり抜く力・自己表現力

と、言うことらしいです。

子どもが対象、学生クイーンを選ぶためのアメリカ発の指標ですが、
大人になってもこれらが秀でている人は確かに魅力的。

特に、"回復力"と言う点が素敵ですね。
大メンタルヘルス時代、とでも言いましょうか、しんどい世の中なので、落ち込み続けないマインドがあると、魅力的です。
落ち込むことは、人間的で悪いことではないけど、そこからずっと考えが後ろ向きな人よりは、さっぱり明るく戻ってくれる人のほうが、やっぱり素敵。

"自己表現"は日本のような全体主義の中では、ハードルの高いカテゴリーだけど、結局、大成している人はそれを行う勇気がある人だったりする。

わたしは、"学習習慣"ってところを、あげないといけないな(・・;)やっぱり大人になると過去の学習で慢心してしまうのだけど…
英語は触れていないと忘れるので、もはや目に入れるのは確かに習慣になっているのですが、他にも何か、エトセトラが必要に感じます。
どんな小さなことでも、"〜の勉強してるんだ" と言われると、感心するのですが、それは学んでいる内容と言うより、新しいことを知ろうとする、フレッシュな心への、尊敬からくるのかもしれません。
自分で考える、やり抜く、と言う点は、無駄に長けているかも…あまり強すぎても、可愛げがないな〜

この5つの資質を、円グラフのようなものに落とし込んで、
自分のバランスをたまに振り返るといいかもしれない。

良き人間になるって、漫然とでは難しい。
世の中的にこういう人が魅力的なんですよ、と言う指針に、ある程度向かうように、努力すれば、自己改善はしやすいかもしれない。

2018年7月3日火曜日

ジョーの不思議言語

・シンプルであること
・ユーモアがあること

世界で成功する人にはこれがあります。

ところで、私にはジョーという、石油貿易をしている奇天烈なアメリカ人の友達がいます。
今度日本に立ち寄るので、久々に再会できます。

昔に成都のシャングリラホテルでダーツをしていたら、要はナンパされたのですが、友人になってしまったのです。

ジョーはその時酔っ払っていて、私たちはエアロスミスの話で「好みが古い!」と爆笑しあったり歌ったりしてたのですが、
突如タクシー代をやるから部屋に来い、と、タクシー相場の10倍くらいの現金を出したのです。

それで、私がパンチしたのですね。
ジョーはそれが気に入って、がっちりと男前な握手をかわし、それからいい友人です。

彼はアメリカ人ですが、仕事の都合で一年のほとんどバンコクを拠点に飛び回っています。
ビジネスパーソンとしてキレものなことに違いなく、あとから知ったのですが石油業界でずいぶん偉い人のようです。

恐ろしいほどのスケジュールにも関わらず、
一切のストレスを感じさせない精神的なタフさと、ユーモアに、私は感服しています。

こういう人が頂点に行けるんだなと。

…が、
文章が非常に個性的です。

"In Thai . You?"

ときます。
"おれ、タイ、いま。あんたは?"
という感じですね。
面倒くさがりで一文一文が極端に短い。

"Aug, summer sonic. U? "
ときたら、8月サマーソニックに行くよ、あんたは?ということです。

面倒くさいことを絞り切っている人なのです。
文章とは、まったく性格を表すなあ、としげしげ思います。

会った時からホテルのサービスには非常に厳しく、
酔っぱらっていても、「君はプロだろう。」と間髪を入れずに核心をつくので、
シンプルな人なんだなあという印象は持っていましたし、
この人の下で働く人は最終的にはラッキーだと感じていましたが、
文章になるとなんだか愉快。

ジョーが真面目に仕事しているところを、ぜひ一度くらい見てみたくて、
見せろ、と言ったら、
部下と眉毛の上げ下げの速度を競っている動画が…

私には仕事の厳しさや辛さは見せません。

投資家でもあるジョーにとって
会社での仕事は
その他あれこれの1つに過ぎません。
ダイナミックな人です。

あそこまで極端なビッグネームになるのは大変ですけれど、
少しマネをして、
身軽にしてキレる、そんな大人になってみたいものだと、ガソリンスタンド(=石油)を通るたびに頭をかすめます。







2017年6月3日土曜日

意味ある会話のできるレストラン探し

この間、貿易商やらで日本に住んでいるイタリアの友人と行こう行こう!
と、なり、
半蔵門の エリオロカンダ というリストランテに行きました。

私がイタリアで気に入っていたレストランの雰囲気にそっくり!
しばらくイタリアに行かなくてもこの店に来たらいいか、と思える、まさにイタリアな雰囲気のある場所。
おすすめです。

気さくなのに素晴らしくパーフェクトなサービス。フレンドリーに会話しながら、スタッフの手さばきは鮮やかです。
イタリアのカメリエーレはプロの商売。どの店員さんも優秀です

食後酒の炎のパフォーマンスも楽しかった!


どの席も会話がとてもはずんで、
充分やかましいので、
この店にBGMはありません。

私はチェーンの居酒屋がどうにも苦手です。
飲みすぎてしまいますし、肝心なのは、よく聞こえないのです。皆さんの会話が…。いい話をしている時に店員さんがオーダー!だのらっしゃーい!だの叫び、尻切れトンボになりがちです。
それで、たまに仕事の付き合いで行く程度です。盛り上げることが大好きなので、行くと行ったで、一番はしゃいでいるのですけどね…。

反対に高級すぎる店ももちろんほんのたまにしか行きません。
日本では例えばフレンチ、というと緊張する店やワインがべらぼうに高い店が多いですね。
高級寿司も予算の相談しずらい店は嫌です。

雑然ともせず、高級すぎもせず、
の、美味しく、雰囲気もよく、ちゃんと会話できるレストラン…
そういう所が好きです。

で、落ち着いて考えれば、やかましい居酒屋に2、3回散財するのと、
たまにそういう店に行って満足して支払うのと、
経済的な支出はあまり変わりませんしね。

食でつながる
"美味しいもの仲間" を築いておくと、良いかと思います。

いい店に一人で行くのもなんですが、
食や経済感覚の合う友達は、会社などで漠然と生きているとあまり見つかりません。

質の良い人の集まるパーティや、SNSのコミュニティに積極的に参加すれば、とても効率よく出会うことができます。



2017年6月1日木曜日

五つ星談義


ここ最近で一番満足度の高かったホテルは、成都のNiccoloです。
日本では全然有名ではないですが、
まぎれもなくホスピタリティの秀逸な、お財布の開きがいあるホテルでした。

このホテルの従業員は、

"私が" "このお客様に" できること

を、常に考え、自然に行動していることです。

中国語が分からない、と言えば銀行までついてきてくれましたし、
肌寒い屋外で飲んでいたらそれは上質なコートを肩にかけてくれました。

遅くまで飲んで帰ってきたら胃に優しい果物があり、
ベッドはめくりやすいように少しカバーの角を払ってくれています。

何か物凄い大金をかけているのではなく、
そのひとつひとつが、ハートフルな気遣いで、
見返りを求めるものがありませんでした。

私はすっかり気に入り、
ここに泊まりたいがためにまた成都に行くと思います。

中華圏では、五つ星のホテルが日本よりは予算控えめに泊まれますので、いくつかチャレンジしてきました。

しかし成都のホテルはどの一流ホテルも、ホスピタリティの質が良い印象があります。
上海や北京のように、出来上がってしまった大都市ではなく、あたたかい優しさがあるのが、成都の人間模様です。

こちらはJWマリオット。
ちょっと泳いでいる間にふかふかのタオルが補充されます。

こちらはハロウィンのハイアット。
3000円くらいでこんなに楽しいおつまみとたっぷりのお酒。
ホテルの相場は日本の1/2以下なイメージです。


成都のいい意味でのバブル感は、アジアの中でも圧倒的です。
東南アジアなんかは、最先端のビルは確かに建っていても、治安がいまいち、など、なかなか足並みがそろいませんが、
成都は、コツコツ、うまいこと、人も街も成長してれている気がします。