エアライン系と太いつながりのあるホテルのバーやその近辺で飲んでいると、
パイロットやCAさんと仲良くなる機会がよくあります。
そんなこんなで何人か友達がいるのですが、
彼らによると、飛行機は車の運転より楽で安全なんだそうです。
難易度が比較的高い空港はどこか?と聞いたら、あんまり無いけど強いて言うなら香港、とよく聞きます。
10年以上〜、機長をやってる人も、一度も墜落するような危機はなかったよ、と言うのでした。
彼らにとって気が重たくなるのは、
飛行そのものではなく、
遅延の影響で荷物とちりぢりになってしまった人からのクレームとか、そういう時なんだそうです。
しかしまあ、そうそう落ちないとは言え、揺れはやっぱり怖いですよね。
ガーガー寝ていれば気がつかないのですが、雑な運転をされると揺れて心臓が縮まる思いをします。
何回か、これはいよいよ落ちるか不時着だな、と思うことはあって、
一番は成都からの帰りでした。
中華系の航空会社はそういう飛行方法を教育してるのか分かりませんが、
たまに彼らの便は数秒ですごい高度を下げることがあります。
操縦技術の中に、わざとガサッと揺らして重さや気流の受け方を整えるやり方があります。
もしかしてそれを気軽にやってるのかもしれませんが…。
ともかくその成都からの帰路では、
雄大な棚田にそのまま突っ込む角度で急落。
うーむ、死ぬね、
と、不思議に冷静な私がいました。
うーむ、死ぬね、
と、不思議に冷静な私がいました。
とはいえ、皆さんパニック状態で、ひどい騒ぎに。横の女の子は、見ず知らずの私の腕をなんだか言いながらつかんで震えてました。
そしたら、やおらビデオが流れだしたのです。
そこには
"この飛行機は安全です!!"
と、敬礼するパイロットとCAさんの漫画が。。
あんなもの流されるほうが、
かなり揺れています!
と認めているようなもんで、
余計不安を煽ったのですが…
揺れてもいつもどおりシレっと働いてくれているほうが、安心感を与えてくれますね。
CAさんが普通に機内食や頼まれたものを運びに来て平然としている限りは、
ま、大丈夫か、
と安心できます。
本当に稀にしか飛行機事故は起こりませんが、
そういう万が一の時、
乗組員が冷静になれるチームなのかどうかは、事態が起こってみないと分かりません。
誰も頼りにならないことだって考えられますから、
救命胴衣のつけ方のビデオなんぞ、たまにはちゃんと見ておさらいしておきたいものです。