2017年6月3日土曜日

意味ある会話のできるレストラン探し

この間、貿易商やらで日本に住んでいるイタリアの友人と行こう行こう!
と、なり、
半蔵門の エリオロカンダ というリストランテに行きました。

私がイタリアで気に入っていたレストランの雰囲気にそっくり!
しばらくイタリアに行かなくてもこの店に来たらいいか、と思える、まさにイタリアな雰囲気のある場所。
おすすめです。

気さくなのに素晴らしくパーフェクトなサービス。フレンドリーに会話しながら、スタッフの手さばきは鮮やかです。
イタリアのカメリエーレはプロの商売。どの店員さんも優秀です

食後酒の炎のパフォーマンスも楽しかった!


どの席も会話がとてもはずんで、
充分やかましいので、
この店にBGMはありません。

私はチェーンの居酒屋がどうにも苦手です。
飲みすぎてしまいますし、肝心なのは、よく聞こえないのです。皆さんの会話が…。いい話をしている時に店員さんがオーダー!だのらっしゃーい!だの叫び、尻切れトンボになりがちです。
それで、たまに仕事の付き合いで行く程度です。盛り上げることが大好きなので、行くと行ったで、一番はしゃいでいるのですけどね…。

反対に高級すぎる店ももちろんほんのたまにしか行きません。
日本では例えばフレンチ、というと緊張する店やワインがべらぼうに高い店が多いですね。
高級寿司も予算の相談しずらい店は嫌です。

雑然ともせず、高級すぎもせず、
の、美味しく、雰囲気もよく、ちゃんと会話できるレストラン…
そういう所が好きです。

で、落ち着いて考えれば、やかましい居酒屋に2、3回散財するのと、
たまにそういう店に行って満足して支払うのと、
経済的な支出はあまり変わりませんしね。

食でつながる
"美味しいもの仲間" を築いておくと、良いかと思います。

いい店に一人で行くのもなんですが、
食や経済感覚の合う友達は、会社などで漠然と生きているとあまり見つかりません。

質の良い人の集まるパーティや、SNSのコミュニティに積極的に参加すれば、とても効率よく出会うことができます。



2017年6月1日木曜日

五つ星談義


ここ最近で一番満足度の高かったホテルは、成都のNiccoloです。
日本では全然有名ではないですが、
まぎれもなくホスピタリティの秀逸な、お財布の開きがいあるホテルでした。

このホテルの従業員は、

"私が" "このお客様に" できること

を、常に考え、自然に行動していることです。

中国語が分からない、と言えば銀行までついてきてくれましたし、
肌寒い屋外で飲んでいたらそれは上質なコートを肩にかけてくれました。

遅くまで飲んで帰ってきたら胃に優しい果物があり、
ベッドはめくりやすいように少しカバーの角を払ってくれています。

何か物凄い大金をかけているのではなく、
そのひとつひとつが、ハートフルな気遣いで、
見返りを求めるものがありませんでした。

私はすっかり気に入り、
ここに泊まりたいがためにまた成都に行くと思います。

中華圏では、五つ星のホテルが日本よりは予算控えめに泊まれますので、いくつかチャレンジしてきました。

しかし成都のホテルはどの一流ホテルも、ホスピタリティの質が良い印象があります。
上海や北京のように、出来上がってしまった大都市ではなく、あたたかい優しさがあるのが、成都の人間模様です。

こちらはJWマリオット。
ちょっと泳いでいる間にふかふかのタオルが補充されます。

こちらはハロウィンのハイアット。
3000円くらいでこんなに楽しいおつまみとたっぷりのお酒。
ホテルの相場は日本の1/2以下なイメージです。


成都のいい意味でのバブル感は、アジアの中でも圧倒的です。
東南アジアなんかは、最先端のビルは確かに建っていても、治安がいまいち、など、なかなか足並みがそろいませんが、
成都は、コツコツ、うまいこと、人も街も成長してれている気がします。






2017年5月11日木曜日

エルニド



ゴールデンウィークは、フィリピンのエルニドで休んでいた。
台湾経由で帰ってきて、自然と、ごっちゃりしたチャイナパワーと、両方味わえ、お得感もしっかりと。

なんせエルニドの風景はいい。

電気が発達してないもんだから、
夜は早く寝所につくし、朝は早い。
村中から、とんでもない数のニワトリがコケコッコー、とこだまして、朝が来きたと分かる。

マニラ経由で行くと、そののんびり感はさらに深く感じられ、
しばらくの疲れがさっぱりとなくなった。

そう、私の旅は、観光ではなくStress out の意味が大きい。
普段東京でピリピリやっているもんだから、何もせず自然の中でうつらうつらしたくなるのだ。

エルニドは、厳密に言えば町の中心部はそんなに休まる雰囲気ではない。
世界中の旅好きに注目されていて、小さい町に比べやや人が多く、泊まる場所もバックパッカー向けが中心。

トライシクルで10分弱の隣村、
コロンコロンのほうが、ゆったりしていて贅沢に過ごせる。

エルニドもこんな風に大変いいが、
似たようなところでコロンがある。
コロンコロンとはまた別で、
ルソン島のコロン村だ。

フィリピンの離島はこれからしばらく長い雨季に入る。
雨季明けの頃の年暮れ、そのときはコロンに行こうか。帰りの飛行機でそんなふうに思いをめぐらせていたら、あっと言う間に帰国した。
わずか数時間で、経済も文化もまるで違うわけだから、
国境と言うのは本当に不思議だ。

また新しい旅の計画がはじまる。
仕事が忙しくても、向かうものがあると明日を迎えることが楽しい。



2017年4月9日日曜日

癒しのジャングル 〜マレーシア、ペナン〜



マレーシアの山奥には
どっさり
という言葉がお似合いな緑がある。

観光地化し便利すぎるビーチは、最近どうも飽きてきて、今はジャングルや山奥のリゾートが面白い。
ともかく人が少なく、心静まる。


先日、仕事の疲れを癒しにペナンの山の頂上に行き、仏教徒のオーナーがやっているリゾートに泊まった。

離島にホテルひとつ、なら、こちらは山にひとつである。
山をひとつ買っており、裾から、このリゾートの客以外は立ち入り禁止。

ジャングルの中に大理石の仏像があるなんてね。
建築家のセンスが光る斬新な集落だ。

オーナーと建築家の想像がベストマッチしたのだろう。
このリゾートは、

"人を泊め、同時に自然にポーンと放り込む"

という2つを見事にやってのけている。

木網のハンモックは、山の斜面ギリギリのところにあって、
ペナンの街に向かって飛んでいるような開放感があったし、
贅沢に作られた一脚のみのベンチは、山の頂上を独り占めしているかのような気分にさせた。

一棟貸しで、それぞれの家に仏道に通じた名前がある。
優しい木のキーホルダーがついた鍵で家に戻ると、その窓からまた、ペナンを見下ろす絶景を臨めるのだ。 

静けさの中での夕陽。
ビーチにいたら経験することのない非日常を、このリゾートは連続的に与えてくれる。

木のざわめきや、虫の合唱の中、夜を迎える。
寝ていると時々スコールの音が聞こえ、それがまたいい。
雨が開けた後のジャングルは、言いがたいほどエネルギーに満ちている。

素晴らしく脳のこりかたまりが溶け、
不思議で幸せな夢をたくさん見た。

朝食はビュッフェではない。
心優しい、瞳の綺麗なスタッフ達が、
順番に持ってくる。

マレーシアの人々はシャイでいながら人なつこい笑顔があり、
礼儀正しい。

蓮の池には時々カエルが飛び込んでゆく。
都会でカエルなんか見たらうわーと思うが、ここでは愛しい。

そんな自然の、時に偉大で、時に小さな動きを見つめながら、
ゆっくりと散歩をし、また家に戻って昼寝したりする。

久しぶりにリゾートの真髄に浸れた感覚であり、
間違いなく、立地が決して良いとは言えないこんな山奥なのに、また行きたいと思っている。


もともと星野リゾートがやりたかった原点はこういう類にあると思うのだが、今は上場して株主優位。どうもわざとらしくなってしまった。

ペナンの山奥には大理石のブッダがいる。
鳥が鳴き、雨が降り、太陽が巡る。

そんなリゾートが、そこにはあった。



2017年2月17日金曜日

飛行機は危険?かもしれないし

エアライン系と太いつながりのあるホテルのバーやその近辺で飲んでいると、
パイロットやCAさんと仲良くなる機会がよくあります。

そんなこんなで何人か友達がいるのですが、
彼らによると、飛行機は車の運転より楽で安全なんだそうです。

難易度が比較的高い空港はどこか?と聞いたら、あんまり無いけど強いて言うなら香港、とよく聞きます。
10年以上〜、機長をやってる人も、一度も墜落するような危機はなかったよ、と言うのでした。

彼らにとって気が重たくなるのは、
飛行そのものではなく、
遅延の影響で荷物とちりぢりになってしまった人からのクレームとか、そういう時なんだそうです。

しかしまあ、そうそう落ちないとは言え、揺れはやっぱり怖いですよね。
ガーガー寝ていれば気がつかないのですが、雑な運転をされると揺れて心臓が縮まる思いをします。

何回か、これはいよいよ落ちるか不時着だな、と思うことはあって、
一番は成都からの帰りでした。

中華系の航空会社はそういう飛行方法を教育してるのか分かりませんが、
たまに彼らの便は数秒ですごい高度を下げることがあります。

操縦技術の中に、わざとガサッと揺らして重さや気流の受け方を整えるやり方があります。
もしかしてそれを気軽にやってるのかもしれませんが…。

ともかくその成都からの帰路では、
雄大な棚田にそのまま突っ込む角度で急落。
うーむ、死ぬね、
と、不思議に冷静な私がいました。
とはいえ、皆さんパニック状態で、ひどい騒ぎに。横の女の子は、見ず知らずの私の腕をなんだか言いながらつかんで震えてました。

そしたら、やおらビデオが流れだしたのです。

そこには
"この飛行機は安全です!!"
と、敬礼するパイロットとCAさんの漫画が。。

あんなもの流されるほうが、
かなり揺れています!
と認めているようなもんで、
余計不安を煽ったのですが…

揺れてもいつもどおりシレっと働いてくれているほうが、安心感を与えてくれますね。

CAさんが普通に機内食や頼まれたものを運びに来て平然としている限りは、
ま、大丈夫か、
と安心できます。

本当に稀にしか飛行機事故は起こりませんが、
そういう万が一の時、
乗組員が冷静になれるチームなのかどうかは、事態が起こってみないと分かりません。

誰も頼りにならないことだって考えられますから、
救命胴衣のつけ方のビデオなんぞ、たまにはちゃんと見ておさらいしておきたいものです。







LCCでハワイ AirAsiaはイケイケどんどん



昨日、エアアジアから、
ハワイ就航するよ〜
と、メールが来ました。

大阪ーホノルル なので、東京からだとなかなか機会はありませんが、
なんにせよLCCが参入しだしたのは大きな出来事です。

ちらっとさっき見たら3万代だったか、そんな相場でした。

日本人から絶対不動の人気を長い歴史ひた走るハワイ。
ハワイの物価が高くても、
自腹でビジネスを払ってでも、
日本人が行きたい場所No.ワンであり続けるハワイ。
空路も飛行場も高額で、エアラインの経営側からしたら、絶対取りたく、しかし狭き門、それがハワイ。

実際私もなんだかんだハワイは好きです。
何回行っても、どんなに日本人が多くても、
アロハな気分になれるハワイマジックには、単純に惹かれます。

ハワイ自体には7時間かそこらで行けるので、
エアアジアのモニター無しなあの機材で、バンコクやクアラルンプールに何回か行ったことがある人には、
楽に飛べるでしょう。

LCCにも色々ありますが、
エアアジアのシートは、ピーチやバニラ、上海に激安で行ける春秋etcと比べたら広いほうです。日本人の平均的な体格なら、そんなに悲惨なものでは無いように思います。

キャリア系に慣れてきた方には、
モニター無し、食事別料金、というシステムが最初はストレスかもしれませんが、案外慣れるとどってことありません。

エアアジアのCAさんは美人だし、揺れてもガンガンに働いて乗客を不安にさせない気合いがあります。上品と言うよりイケイケ、サバサバ。それがエアアジアのCAです。
小柄で、すぐに寝てしまう私は、モニターがあっても無くてもあまり関係ないのでよく使います。

そんなエアアジアからハワイ便が出たとなると、
またハワイに行きたい気分になってきました。

エアアジア鉄板ルールの、7kgの手荷物制限があると思いますが、
あれはあれで旅の余計な荷物を減らすよう、自分を戒めてくれるので好きです。

ハワイアン航空、JAL、ANA、デルタ…
今まで四天王的にハワイ行きを独占してきたこれらのエアラインが、
これからどう動くか楽しみです。

身近な存在のハワイが、
もっともっと行きやすくなると、いいですね!





2017年2月6日月曜日

世界のインスタント論



日本の味噌やカレールーは偉いです。
野菜スープに打ち込むだけで簡単に本格的な美味しいものができます。

しかし、ヨーロッパ製やアメリカ製の味噌は、なんだか怪しくて、@やっぱり本場は日本の味噌じゃ"
と思えるのではないでしょうか、多分。

他の国も同じで、インスタントが大好きだし、その国生産のものは往々にして美味です。

四川省で売ってる麻婆の素や、
イタリアのパスタペースト、ベトナムのパクチースープの素…
これらはやっぱり、日本のものとは格段に違う味わいがあります。

先日タイで買ったトムヤムソースも、
やっぱり"!"マークが100個はつくくらい美味でした。
日本で売ってるものとは全然ちがう風味。

トムヤムの出汁は、いちから自分で作ろうと思うと結構大変です。
ラーメン屋さんが何時間も鶏ガラを煮込むのと同じように、すぐに出来るものではありません。
日本人だって味噌やカレーはじめから作る機会はそうそうないでしょう。

と、ゆうわけで、湯煎に入れるだけのトムヤムスープは、あちらでもポピュラーです。

タイではコンビニでも売っていますので、ぜひトムヤムペースト、お試しください。

日本の鍋の具材と煮込むだけで、
夕食の雰囲気はもう、常夏の東南アジアです。



本当の意味で旅の余韻に浸れるお土産

私はミニマリストの部類に入ると思うのですが、あまり残るものは買いません。
服に至っては半年に1着買うか買わないかです。
着道楽な母がいて、服をくれますし、母親世代の頃の製品は、仕立てがよくて非常に長持ちします。

旅先でもよくわからない置物などは全く買いません。

そんな私でも、記念気分で気軽に買うものがあります。
それは、
スパイス
です。

世界で色々なものを食べていますが、
結局、各国の違いはスパイスから来ているのだと実感しています。

特に、中華圏は面白い。珍しい漢方がたくさんあります。また、四川で買う山椒なんかめくるめく味わいです。
家庭で作る麻婆にふりかけると、もう一瞬で成都に戻る気分になります。
  


タイでは、レモングラス風味が有名ですが、本当にあのトムヤム的な味を出しているのは、ライムリーフだと気がつき、市場でどっさり買いました。
あの柑橘のスーとした風味は食欲をそそります。

イタリアはバルサミコが安いし、ドライトマトもどっさり。塩も絶品

開封せず飾る、そういうわけでもなく、旅の余韻に浸りながらすぐ料理に使ってしまいます。
そうすると、あの時の旅は面白かったねー!とか、食事の会話がいつも以上に暖かくなり、盛り上がります。

現地のスーパーで300円くらいで買ったものが、日本でものものしく2000円くらいで売っていることもよくあり、得した気分にまなれちゃいます。

気軽に飛行機に持ち込めるし、軽いのでLCCでも重量の邪魔になりにくい、スパイスのお土産。

高級ブランドをかうことになんだか疲れてしまったら、ぜひお試しください





2017年2月5日日曜日

簡単に旅の満足度が高いところを発見する方法



日本人がまだあまりいないところを目指して旅をしたい、
けどあまりにサバイバルすぎるのは苦手、ある程度快適でコスパがよいところがよい
と考える方はたくさんいると思います。

しかしそういう場所は案外色々あって、広い世界地図を見ているとなんだか夢ばかり広がるものです。
あまり休みの取れない国民文化としては失敗したくない…。

ぼんやりしたイメージでまとまらないときは、
まずは何個か候補を出して、中でもずばり、ホテルの口コミスコアが平均的に高いところにする
そうすると失敗が少なくなります。

ホテルの口コミというのは、ホテルそのものに関係ないところで評価される傾向が多分にあります。

例えば、
地域の物価。街の物価が高すぎるとホテルがよくても散財した気分になります。

また例えば季節性。雨季が長すぎるとプールやテラスが使えないゲストが増え、コスパ面での満足度が下がります。

いくら絶景がそこにあっても、たどり着くまでに相当な時間を要するとこれまたロケーションスコアにひびきます。

観光地としてそんなにパッとしないエリアのスコアもダメです。

反対に、あまり聞かない場所で、有名な観光地も思いつかないのに、高スコアが続くエリアは、多少のサバイバルを差し置いても、価値がある場所だと推測できます。

こうしてホテルの建造や部屋の美しさ、スタッフの質に関係なく、外的要素でスコアが上振れ下振れします。

美しいビーチや建築の写真で、魅力的に思える場所も、そうした外的要素が悪いと、ホテルの口コミが全体的に10点満点中、6点くらいに集中していきます。
せっかくの短い旅、本当に満足したいなら、8点前後のホテルスコアが続くエリアを押さえたいものです。

実際、世界の色々なホテルに泊まりましたが、7.5以下のところは、たとえ豪華ホテルであっても、やっぱり何かしら他の理由があった気がします。

どこにしようかなあ、と悩んでいる方は、ぜひこの方法で候補を搾ってみてください。

まあしかし、野宿でも楽しめるバックパッカーのような、ワイルドなマインドの方なら、いくらでも秘境は行けるのだと思いますが…
私はやっぱり、安全でそこそこ快適、がモットーにかえっていくので、あまり無茶しない派なんだと思います。








2017年2月2日木曜日

バンコクの自転車ツアー



早朝からバンコクを30km走りました。
タイは今、インフルエンザとは無縁の、元気いっぱい夏モード。

今回、オーストリアの家族とパーティを組んで、非常に健康的な時間を過ごせました。
寒い国から来ていますが、めげずにいつも笑顔で、優しいご家族。

バンコクにはいくつものバイシクルツアーがありますが、殆どの場合、超初心者でも完走出来る内容です。
電車やタクシーでは通らないようなローカルの細道にも行けて、
コースによっては船でチャオプラヤを渡れ、愉快です。


パーティを組んで行きますから、
新しい旅の出会いを楽しみつつ、
多国籍なマナーも感じとり、学ぶ機会にもなります。

バンコクには早朝に到着する便が多いですし、そこからチェックインまで有意義にすごす方法として、
この自転車ツアーはオススメです。

色々試していますがお金を騙された、とか申し込んだのに連絡こない、
とか、そういうことは私の場合今までないです。

体育会系の商売ですから、礼儀正しく、いつも事前にコンファーメーションがきます。






2017年1月26日木曜日

ベルギーの治安と美食の思い出

ヨーロッパの今、と言うのは、決して治安が良いとは言えません。

ベルギーの空港でテロがあってからしばらくたちますが、
そのずっと前から、一見愛らしいベルギーも、裏道は所謂スラムでした。
学校に行くとき、昨日綺麗だった壁に今朝は鉄砲の跡がある、ということがよくありました。

当時私は、グリムバーゲンという美しい郊外に住んでいたのですが、
ブリュッセルにバスやトラムで出る時、必ずボクスタールという下町で乗り換える必要がありました。
様々な人種、宗教が入り混じり、それぞれの信仰、文化で香水や石鹸が違ってきましたから、トラムの中は本当に色々な香りがむせかえっていました。

お金に苦労してる人が多く、トラムのタダ乗りが横行して、私服警備とガンガンやりあってたりするのですが、
もう最後のほうは普通に思えて、横の席で宿題を片付けたりしていました。。

今、だんだん変わってきていますが、
数年前までベルギーは不法移民の取り締まりにかなり甘く、
当時のボクスタールにはその手の住人が多かったのです。

電車はこれまたひどく、
一度うかつに窓際に座ったら、残りの3席、明らかに異様な雰囲気のおじさんに囲まれ、死ぬんだなあ、と思ったことも…。
あれ以来海外の電車ではいつもドア近くの通路側です。

グリムバーゲンの静かな落ち着いた街並み、スラム、そして都心へと、
毎日その流れを見つめて、
いやー…地域性ってなんだろう、と感慨深い日々でした。

ヨーロッパの治安不安定感は、
あの毎日で学んだように思い出します。

もちろん、ベルギーは、観光地に関してはとても品があり、華美ではなく、
食べ物も美味しく、素敵な国です。

とりわけチョコ、ビール。
この2つに関してはやっぱり世界一です。
スーパーのチョコでさえ強烈な美味しさで、もう他の国のものは全てまやかしにさえ感じます。

ビールはまた、圧倒的な種類で、
毎日毎日、違うビールを飲んで、どれも美味で、安くて、飽きません。
水や麦の味わいが他国とは違うのです。
住んでいたグリムバーゲンは、その名前の通りのビールがあるのですが、
ビターでいて飲みやすく、日本でよく見るDuvelよりオススメです。

野菜はチコリが名産です。
苦いですが、慣れたらあんなにお酒にあう、美味しい葉野菜はありません。
ジューシーなハムやクリームスープと絡めると絶品。
他にもムール貝など、"ベルギーの美味" を挙げだしたらきりがありません。

ベルギーに長くいて、これだけは受け付けないなーっと思った食べ物はただ一度。
あれは楽器博物館だったでしょうか…おはぎなるもので、小豆の質を知る日本人としてはかなりコメントに困る内容でした…。

まあ、いずれにせよ、ヨーロッパの治安。
これはベルギーに限らず、言えることですが、治安は場所によっては
はっきり言ってとても悪いです。 
全然安全ではありません。
私としては中国のほうがよっぽどマシに感じます。

なんか変だな、
と少しでも感じ取る道には、うかつに入らないほうがベターです。
案外その直感は当たっているものです。

ついつい、旅慣れると裏道の街歩きをしたくなりますが、
そういう場合は、あまり奥まで行きすぎず、引き返す道をはっきり覚えておきましょう。











2017年1月22日日曜日

スカイスキャナーの結果が一番安いのか論

結論から言うと、乗り継ぎになるとそうでもない、と言えます。

日本→目的の国→国内線で移動するケース
を、一度に検索するとコストパフォーマンスの良い乗り合わせがあまり上手く出てきません。

来週、クラビに休みに行くのですが、
バンコクからクラビは、羽田からバンコクの国際線とは分けて購入しました。
50,000円ほど違います。

一度タイに入国して、また国内線の手続きなのが手間ですが、
そのひと手間で50,000円も違うなら特に面倒とも思いません。

一方、スカイスキャナーは直航便や自分の予定に合う便を探し、
底値の相場を抑えるにはとても便利で、いつも使っています。
直航便であれば確かに、お買い得なサイトを発見しやすいです。

世界中で人気のサイトですから、
ニッチな国内線も、パパっと出て、検索するだけでも愉快になります。
世界には面白い名前のローカル線がたくさんあるなあ、色んな空港があるなあ、と、見入ってしまう。

寺好きな私は、バンコクはそれはそれで好きなので、
行った日は、市内をロードバイクしたりお寺で祈ったりのんびりして、
翌朝からクラビに行こうかな、と計画しています。
往復8000円くらい…。安い。
タイにしばらく住みたい!

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そういえば、話しズレますが、バンコクの自転車ツアーは、英語がなんとなく分かれば非常にオススメです。
西洋系の旅行者にはかなり人気があり、世界中から来た人と仲良くなれる機会です。
そういうのに参加する人はまた、
健康的でアクティブな性格の傾向があるので、気持ちの良い旅友達になるでしょう。
半日で終わり、子供や60代〜もokな気楽なコースがほとんどです。
効率的に、フレッシュにバンコクを楽しみたい方は、ぜひトライしてみてください。















2017年1月21日土曜日

ゴールデンウィークの穴場戦略

この間、上海から戻って羽田で一休みして背中を伸ばしていたら、
アメリカのバックパッカーが、
中国はなかなか行けない、羨ましいよ、とぼやいてくれました。

さて、久しぶりに旅の予定がない週末、
今年のゴールデンウィークの予定を立てていました。

来週またタイに行きますが、
もう計画上は次の次を見ています。

2017年は連休が少なく、まともにまとまった休みがあるのはゴールデンウィークのみです。
ざっと調べるところ、メジャーなリゾート地や台湾、香港などの近場は、
通常よりかなりフライトが高値。
沖縄に関しては2つ星程度の宿も高額。
そういうところは、別途皆が休まないところに据え置きします。

色々比べて、今回は中国をさらに冒険しようかな、と、考えが向きつつあります。
皆さん目線がリラックス出来る南国に向かい、その路線が高値ですが、
中国は比較的通常に近い価格のようです。

中国の副都市はまだまだ内向的で、
行く場所によりカラーも違い、旅目線では実に面白く、すっかり好きになっています。

そしてまた日本人は、短期の旅ならノービザで中国に入れる、珍しい立場なのです。
冒頭のように、アメリカ人も自由には踏み入れられない閉鎖的な国に、
わずか数時間で行けるのですからありがたい。

目線が中国側からにズレますが、
中国人の皆さんはビザ無しで入れる国がすごく少ないです。
たくさんお土産を買うのは、海外旅行への意気込みや重みが私たち日本人とは違うから、という理由もあります。

そしてその内向さ故に、
古い歴史や伝統文化が豊富に残っていて、かつあまり外国人旅行者が多すぎず、英語もあまり使えずサバイバル感があり、一流ホテルも安く、ごはんも美味…
慣れてしまえば中国はかなり楽しめるワンダーランドです。

絶壁の湖を船で行く旅…
山の上の寺に拝みに行く旅…
色々テーマを考えています。
旅の計画が始まるといつも何時間も過ごしてしまいます。

今年は本当に休みがあまりない年です。
貴重なゴールデンウィークになりますので、皆さんもぜひうまくフライトを抑え、充実した連休をお過ごしください。






2017年1月17日火曜日

私の語学力は

適当です。
頭のいい人のほうがよっぽどボキャブラリーは記憶しているんじゃないかな、と思われます。
単語はすぐ忘れてしまいます。

でもなんだたんだ英語で突き通して仕事も旅もしています。
英語は慣れ、と、できる人皆さん言いますが、それ以外確かにないように、最近振り返って思います。

まずは、ともかく話すことより、外国人、という存在に慣れることが最初の緊張をときほぐすフィールドです。

そんでもって、ディス、イズ、ア、ペンのレベルからでいいので、
ともかくあなたと話すと愉快だわー
と、親愛の姿勢でボディランゲージ。
私はルー語が多かったですね。
トゥゲザーしようぜ、の世界でした。

まとまった会話や文章能力は、そのうち後からついてきます。

でも、一番早いのが、
なんとか話して生きなくてはならない!
という必死さです。

なので、一人旅や日本人がいない環境への留学が一番手っ取り早いのです。

一人旅に来て道が分からないなら誰かに聞かないと最悪野宿だし、
出張先で金額交渉に失敗したら人事からどんな席を次にあてがわれるか…
ぶるぶる
と。

留学は、日本人同士でつるんでしまって伸びなかった、という人もよくいますから、どうせなら孤独な環境のほうがいいでしょう。
親は心配しますでしょうが。

私が18だか20歳の時に受けたTOEICは300点くらい。
私は本当に英語の成績が悪く、大学は無理して必死に勉強して入ったところなんで周りは皆自分より頭がよく、
ずいぶん笑われました。

そんなところからでも地道にやってればいずれなんとかなります。
毎日、毎日、まーいにち英語を聞いて、相手がいないときは一人芝居して話していました。

地道、というのが大事です。
今日、明日、いきなりできるものではありません。

ヤクルトが効いているのか分からず飲み続け、結果とうの未来に体内環境を調べてみたらえらい好成績だった…
というのと似た感じ…。

そのうち大風呂敷広げて、仕事でも使える、とアピールして、キャリアの足しにしていくといいでしょう。

仕事は特に緊張しますし、
間違えると問題になるので、ボキャブラリーを思い出す集中力が、日常会話より格段に高まります。

まあ、でも、私も仕事の英会話はやっぱりどこかのタイミングでメールに切り替えちゃいます。
日本語でも難しい話を英会話でやるのは普通に怖いです。

勘違いを生みたくないから、メールでいい?
と素直にいっちゃいます。
向こうもだいたい同じ気持ちなんでダメとはあんまり言いません。


2017年1月10日火曜日

朱家角〜近い郊外、静かなミニトリップに癒されて


上海は歴史的に浅く、中心部の建築や景観はほとんど第二次世界大戦のころから発達したものです。

日本では中国バブルは終わった云々報道されがちですが、依然経済の勢いがあり、都市部は平日も買い物客でごった返し少し疲れます。

そんな騒ぎから少し離れたい、
だけど丸一日かかる郊外にいくのは時間的に厳しい…
そんな方にオススメなのが、朱家角です。

半日で充分済みます。
高速を行くローカルバスで約40分程。朝6時代くらいから次々出ています。

小さくまとまった水郷で、
二時間くらいあればだいたい見れてしまうでしょう。



朱家角のミニトリップは特に、早朝便で上海に早過ぎる時間に着いてしまった方に、特にオススメです。

チェックインまでの午後2時〜3時くらいまでには行って帰ってこれるので、
早朝の閑散とした都市部で開店を待ってイライラするより、ずっと効率的。
飛行機でうまく寝れず、徹夜になって眠気がこのタイミングで出てしまった人も、バスで仮眠して体力を回復できるいい機会です。


また、最近の朱家角は、観光客が増えたことを商機として、若手が営むコジーなカフェがいくつかあります。
小舟がゆらゆら行く川を眺めながらお茶を飲むと、フライトの疲れもジワーっと癒され、だんだんと体や精神が中国になじんでいきます。


戻りのバスは上海博物館の近くが終点なので、
バスで休んでまた歩ける気持ちがある時は、
ついでに博物館に行くと、流れとして無駄がありません。

ああ、こうしてあの朱家角のような古い文化が、今に発展していったんだなあ、とか、博物館の楽しみ方も深いものになるでしょう。




雨に魅るモダンチャイナ

上海の冬は霧や小雨の時期でもあります。
夏は猛暑で参ってしまう時もあります。
1日街歩きはしんどい日もあるでしょう。
そんな日におすすめなのが、アートに触れるのんびりなコースです。

・午前中
まず外せないのは、やっぱり上海博物館ですね。
人民広場の中心にあり、無料で水墨画や陶器の傑作を堪能出来る上海博物館は、ベタでもなんでも必ず見たい場所です。
ロケーションがよく、皆が動きだす時間は混んできますから、ぜひ午前中に。

・午後
非常にオススメなのが、中華芸術宮。
地下鉄8号線に、その名前のまんまの駅があります。
ここは、上海万博の跡地を利用した巨大な美術館です。
前述の上海博物館が、主に古代から中世の古いもののコレクションが豊富な一方、
中華芸術宮は、近現代のモダンアートが主眼です。


数年前まで有料で予約も必要だったようなのですが、今は無料です。
入り口で係のおじさんが来る人皆にチケットを渡しているという…

無料なのに、内容がすごいのです。で、巨大なのです。
全部まじまじと見ていたら日が暮れてしまいます。
ブラーと流し目で楽しみ、好きな作品だけじっくり見る、くらいのテンポでちょうどいいかも。


こんな施設が東京に出来たら、かなり入場料を取るんじゃ…、と、つい料金の発想に入る私。

中国の芸術に対する太っ腹には感服しますし、上海が観光地として魅力的であり続けるのは、こうした文化、芸術の積極的な開放にあるのだと思います。

日本もインバウンドを本気で狙うなら、こうした太っ腹パワーを鍛えなくちゃ…。
とにかくことごとく料金をとる日本は、税金を払っている身からすると疑問がわきます。
ホストファミリー側に立つとき、多くのゲストから批判を受けるのはやっぱり値段の点です。(特に交通)
"たくさん見て多様な感動を受ける" ことが、なんだか難しい国です日本って。

ともかく、話がずれましたが、アート好きな私は中華芸術宮ではアドレナリンが全開!

普段、あまり美術館に興味が無い人も、ここは面白いものがきっとあります。
アニメや風刺画、漫画もあるのです。

近現代アートは、カジュアルな目線で見ると親しみがわきます。

例えば、
"この美術館の中でTシャツにするならどれにしよう" とか
"玄関に飾るならどれにしよう"とか、
そうした日常的な目線で見ると、
あまり美術館に行かない人でも、楽しく鑑賞出来ます。


なんせ空いていて、長時間ゆっくりできる穴場。
これがオススメする理由です。
繁華街のど真ん中エリアから何駅か離れているし、万博のブームも去ったせいか…
いや、あまりに巨大で、来館者が多くてもスペースに余裕があるのですねきっと。


美術館は基本的に皆さん静かなので、喧騒から離れ、心が清まります。
(チャイナの場合、地方から来た人はテンションが上がって時々大声をだしてしまうのですが、最近の都会は国際マナーに合わせる意識があり、係がそっと注意を入れてくれます。)

私は旅先でいつも、天候が悪い日を、穏やかに美術鑑賞する日、としています。
旅はいくら前もって計画しても天気に左右されますから、
ざっくりとイメージして、着いてから旅の間の気候をとらえて、細かな段取りを決めると、無駄なく動けるでしょう。



2017年1月6日金曜日

成都の新年はすごいバブルなのであった

成都の新年は、群衆の波でえらい騒ぎになっていました。

交通整備でいかつい警察官がたくさん出動し、
ロンドンのニューイヤーを思い出す程でした。
人口爆発する成都の成長はもはや激流の域であります。
中国バブルの崩壊云々よく日本のニュースで見ますが、実際の中国はまだまだ伸び代があり、お金があります。

成都に関しては貧富の差がすごい勢いで生まれ、富に属する人は、ブランドバッグを買うくらいなんとも思わないような金銭感覚です。

さて、去年は台湾で年越し、その後2016年にあれこれ転々しましたが、中国の地域性というものにはずいぶん驚きます。人の性格は中国の内陸と、上海など港地域、また、香港や台湾など島国、全く異種なもので、それぞれが特殊なカルチャーを育てています。

成都は非常に内向的な力が強く、外国に憧れつつよくも悪くも世間知らずです。
港の都市の開けた感覚とは異なる流れで成長しています。
少し繁華街から離れると、昔ながらの中国の人情を見ることができる、カオスな都市です。

四川はほとんどチベットの領域と近く、顔つきも港側とは別のものです。

成長力は龍のごとく、と感じます。
政府がサポートしているようで、すさまじい勢いで再開発が続いており、東京もかなわないような新進気鋭のビルがガンガンに建設中。

若い子は外国文化の憧れも強く海外の友達を連れていることは一種のステータスの模様です。

海外バックパッカー御用達の
Woulf of Chengdu のカウントダウンパーティーは、店に入り切らない程のチャイニーズと外国人が踊りまくり、珍しく地元の女の子ものです薄着してロックしてました。

このwolf of Chengdu は、ランカイフォンからほど近い小さなクラブ兼バーで、クレイジーなイギリス人が経営しています。
前述の通り成都は非常にドメスティックなため、普段英語を使えるのはホテルか大手の銀行くらいです。
たまに英語が恋しくなるとき、また、旅友達と会いたいとき、誰でも気軽に立ち寄れる店で、ナイトライフの候補の1つにオススメです。

いずれにせよ若者はこういう経験で外国人の遊びや洒落を知り、世界をどうにか広げていくしかありません。
私達日本人も通ってきた道です。
ぜひノリノリで吸収していってほしいものです。