台湾経由で帰ってきて、自然と、ごっちゃりしたチャイナパワーと、両方味わえ、お得感もしっかりと。
なんせエルニドの風景はいい。
電気が発達してないもんだから、
夜は早く寝所につくし、朝は早い。
村中から、とんでもない数のニワトリがコケコッコー、とこだまして、朝が来きたと分かる。
マニラ経由で行くと、そののんびり感はさらに深く感じられ、
しばらくの疲れがさっぱりとなくなった。
そう、私の旅は、観光ではなくStress out の意味が大きい。
普段東京でピリピリやっているもんだから、何もせず自然の中でうつらうつらしたくなるのだ。
エルニドは、厳密に言えば町の中心部はそんなに休まる雰囲気ではない。
世界中の旅好きに注目されていて、小さい町に比べやや人が多く、泊まる場所もバックパッカー向けが中心。
トライシクルで10分弱の隣村、
コロンコロンのほうが、ゆったりしていて贅沢に過ごせる。
エルニドもこんな風に大変いいが、
似たようなところでコロンがある。
コロンコロンとはまた別で、
ルソン島のコロン村だ。
フィリピンの離島はこれからしばらく長い雨季に入る。
雨季明けの頃の年暮れ、そのときはコロンに行こうか。帰りの飛行機でそんなふうに思いをめぐらせていたら、あっと言う間に帰国した。
わずか数時間で、経済も文化もまるで違うわけだから、
国境と言うのは本当に不思議だ。
また新しい旅の計画がはじまる。
仕事が忙しくても、向かうものがあると明日を迎えることが楽しい。