2017年6月3日土曜日

意味ある会話のできるレストラン探し

この間、貿易商やらで日本に住んでいるイタリアの友人と行こう行こう!
と、なり、
半蔵門の エリオロカンダ というリストランテに行きました。

私がイタリアで気に入っていたレストランの雰囲気にそっくり!
しばらくイタリアに行かなくてもこの店に来たらいいか、と思える、まさにイタリアな雰囲気のある場所。
おすすめです。

気さくなのに素晴らしくパーフェクトなサービス。フレンドリーに会話しながら、スタッフの手さばきは鮮やかです。
イタリアのカメリエーレはプロの商売。どの店員さんも優秀です

食後酒の炎のパフォーマンスも楽しかった!


どの席も会話がとてもはずんで、
充分やかましいので、
この店にBGMはありません。

私はチェーンの居酒屋がどうにも苦手です。
飲みすぎてしまいますし、肝心なのは、よく聞こえないのです。皆さんの会話が…。いい話をしている時に店員さんがオーダー!だのらっしゃーい!だの叫び、尻切れトンボになりがちです。
それで、たまに仕事の付き合いで行く程度です。盛り上げることが大好きなので、行くと行ったで、一番はしゃいでいるのですけどね…。

反対に高級すぎる店ももちろんほんのたまにしか行きません。
日本では例えばフレンチ、というと緊張する店やワインがべらぼうに高い店が多いですね。
高級寿司も予算の相談しずらい店は嫌です。

雑然ともせず、高級すぎもせず、
の、美味しく、雰囲気もよく、ちゃんと会話できるレストラン…
そういう所が好きです。

で、落ち着いて考えれば、やかましい居酒屋に2、3回散財するのと、
たまにそういう店に行って満足して支払うのと、
経済的な支出はあまり変わりませんしね。

食でつながる
"美味しいもの仲間" を築いておくと、良いかと思います。

いい店に一人で行くのもなんですが、
食や経済感覚の合う友達は、会社などで漠然と生きているとあまり見つかりません。

質の良い人の集まるパーティや、SNSのコミュニティに積極的に参加すれば、とても効率よく出会うことができます。



2017年6月1日木曜日

五つ星談義


ここ最近で一番満足度の高かったホテルは、成都のNiccoloです。
日本では全然有名ではないですが、
まぎれもなくホスピタリティの秀逸な、お財布の開きがいあるホテルでした。

このホテルの従業員は、

"私が" "このお客様に" できること

を、常に考え、自然に行動していることです。

中国語が分からない、と言えば銀行までついてきてくれましたし、
肌寒い屋外で飲んでいたらそれは上質なコートを肩にかけてくれました。

遅くまで飲んで帰ってきたら胃に優しい果物があり、
ベッドはめくりやすいように少しカバーの角を払ってくれています。

何か物凄い大金をかけているのではなく、
そのひとつひとつが、ハートフルな気遣いで、
見返りを求めるものがありませんでした。

私はすっかり気に入り、
ここに泊まりたいがためにまた成都に行くと思います。

中華圏では、五つ星のホテルが日本よりは予算控えめに泊まれますので、いくつかチャレンジしてきました。

しかし成都のホテルはどの一流ホテルも、ホスピタリティの質が良い印象があります。
上海や北京のように、出来上がってしまった大都市ではなく、あたたかい優しさがあるのが、成都の人間模様です。

こちらはJWマリオット。
ちょっと泳いでいる間にふかふかのタオルが補充されます。

こちらはハロウィンのハイアット。
3000円くらいでこんなに楽しいおつまみとたっぷりのお酒。
ホテルの相場は日本の1/2以下なイメージです。


成都のいい意味でのバブル感は、アジアの中でも圧倒的です。
東南アジアなんかは、最先端のビルは確かに建っていても、治安がいまいち、など、なかなか足並みがそろいませんが、
成都は、コツコツ、うまいこと、人も街も成長してれている気がします。