2018年7月3日火曜日

ジョーの不思議言語

・シンプルであること
・ユーモアがあること

世界で成功する人にはこれがあります。

ところで、私にはジョーという、石油貿易をしている奇天烈なアメリカ人の友達がいます。
今度日本に立ち寄るので、久々に再会できます。

昔に成都のシャングリラホテルでダーツをしていたら、要はナンパされたのですが、友人になってしまったのです。

ジョーはその時酔っ払っていて、私たちはエアロスミスの話で「好みが古い!」と爆笑しあったり歌ったりしてたのですが、
突如タクシー代をやるから部屋に来い、と、タクシー相場の10倍くらいの現金を出したのです。

それで、私がパンチしたのですね。
ジョーはそれが気に入って、がっちりと男前な握手をかわし、それからいい友人です。

彼はアメリカ人ですが、仕事の都合で一年のほとんどバンコクを拠点に飛び回っています。
ビジネスパーソンとしてキレものなことに違いなく、あとから知ったのですが石油業界でずいぶん偉い人のようです。

恐ろしいほどのスケジュールにも関わらず、
一切のストレスを感じさせない精神的なタフさと、ユーモアに、私は感服しています。

こういう人が頂点に行けるんだなと。

…が、
文章が非常に個性的です。

"In Thai . You?"

ときます。
"おれ、タイ、いま。あんたは?"
という感じですね。
面倒くさがりで一文一文が極端に短い。

"Aug, summer sonic. U? "
ときたら、8月サマーソニックに行くよ、あんたは?ということです。

面倒くさいことを絞り切っている人なのです。
文章とは、まったく性格を表すなあ、としげしげ思います。

会った時からホテルのサービスには非常に厳しく、
酔っぱらっていても、「君はプロだろう。」と間髪を入れずに核心をつくので、
シンプルな人なんだなあという印象は持っていましたし、
この人の下で働く人は最終的にはラッキーだと感じていましたが、
文章になるとなんだか愉快。

ジョーが真面目に仕事しているところを、ぜひ一度くらい見てみたくて、
見せろ、と言ったら、
部下と眉毛の上げ下げの速度を競っている動画が…

私には仕事の厳しさや辛さは見せません。

投資家でもあるジョーにとって
会社での仕事は
その他あれこれの1つに過ぎません。
ダイナミックな人です。

あそこまで極端なビッグネームになるのは大変ですけれど、
少しマネをして、
身軽にしてキレる、そんな大人になってみたいものだと、ガソリンスタンド(=石油)を通るたびに頭をかすめます。







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