2016年9月22日木曜日

イタリアでのアパートの借り方、鍵の受け取り、安全面など 2


■清掃について
イタリアのアパルトマン生活の間、殆どの場合、滞在期間中の掃除、洗濯は自分の仕事です。
ここがホテルとの大きな違いです。

日本人だけでなく色々な国の人が勘違いでクレームを入れることがあるのですが、
彼らが取る"清掃料金"は、次のゲストのためにシーツやタオルをクリーニングしたり、床や窓を拭いたり、使った備品を補充したり、使用人への報酬に使われるもので、
今いるゲストのため、という意味合いはとても薄いです。

相場は30-50€。(アパルトマンにより異なります。部屋代に含まれている場合もあります。)
ちょっと高いですがチップを兼ねて、と割り切って払いましょう。

■鍵の返却とチェックアウトの方法
殆どの場合、鍵を部屋に置いて去ればok。
使用人がスペアを持っています。
詳しい方法は最初の鍵の交換の際に使用人に要確認。

■安全?大丈夫?私にもできる?
イタリアでは、アパルトマンは広く認知された商売です。
少なくとも大手の旅行サイトで予約出来るところ、かつ評価の高いアパートはだいたい快適です。

ピシッとベッドメイキングしたり、バスルームにアメニティを置いたり、クリーニングした清潔なタオルをセットしたり…
今時のアパルトマンはwifiも完備されているところが殆ど。
食器やちょっとした調理器具もだいたいそろっています。

まともなアパルトマンの備品はホテルとあまり変わりありません。
(無いところもあるので事前にご確認を)

何をもってまとも、とするかは、
自らの千里眼にかかってきます。

アパートは、大手のサイトだと、Expedia よりBooking.comが豊富。
クチコミがものを言うのでよく読んで。

AirBは無認可経営も潜んでいるので私はあまり使いません。もし使うなら評価がたくさんあり、ほぼ満点なところを。

アパルトマンはかなり深い自分だけの思い出を作れますが、
鍵の交換の際の時間調整や、トラブルの対応など、自分でやるべきことは、ホテルより当然多くなります。

万が一、を自分で切り抜ける力量が必要です。

少なくとも日常英会話に難がないレベルと、ちょっとの不便は楽しめる度量が必要。
イタリア語がペラペラならもちろんベストですが…
まあ、イタリアの観光地でちゃんとした経営をしているアパルトマンのオーナーやスタッフは、完璧でないにせよだいたい英語が通じます。世界中から人が集まる観光大国ですから。

イタリアは気に入られると助けてもらえる家族的な文化です。
挨拶くらいはぜひイタリア語で。
あちらも、こちらが信頼できる人物か心配なのは同じです。

いずれにせよ、アパルトマンは100%安全で、誰でも出来るか、というとyesではありません。これはどこの国でもどんなアパートでも同じことです。

語学やサバイバル力、適当力、計画力に自信がある人向けなので、無理をしないように。

また、1,2泊の短期滞在なら、清掃料金も含めるとホテルのほうが安上がりの場合もあるので、日程や予算と相談を。

良い旅になりますように!

イタリアでのアパートの借り方、鍵の受け取り、安全面など 1


観光名所に近寄るほどホテル代は高くなり部屋は狭くなるものです。
広さとアクセスの良さを重視する私は、特にイタリアではアパルトマンを借りることにしています。
ホテルよりかなり費用を抑えて歴史的な建物や、ゴージャスな空間に泊まれます。
鍵の受け取りや、安全面など、ご紹介します。

■鍵の受け取り方法
"何時頃、どこで"と、数日前にオーナーと打ち合わせます。
こっちから積極的にメールしてキチッとしておくこと。

"その時間帯に部屋で待っているのでベルを鳴らして"
とか、
目立つ建物があれば"その前にいて"
とか、
アパルトマンにより待ち合わせの方法は色々。

入り口はどこも分かりにくいので、
Google map等でどんな外観か確認しておくとベター。

"どんな格好をしています。"と伝えておくと、
キョロキョロしてると見つけてくれやすくなり便利です。

鍵はたいてい、オーナーではなく
使用人(ハウスキーパー的な存在)が持ってきます。
小規模経営だとオーナーが来るしれませんが、いくつも家を貸してるようなお金持ちだと自ら出てくることはあまり無いです。

この使用人が、出て行った後の掃除も担当することが多いです。
"清掃料金"や"市税"が別途必要な場合はこのタイミングで精算します。

夜のチェックインは追加料金が高くつくことがあるので、出来たら18:00くらいまでには行けるように調整を。
ホテルと違って24時間の対応はありません。

※イタリアのクラシックなドアは、鍵それぞれにクセがあり、開け閉めにコツが必要なことが多いです。
 鍵の受け取りの際、ついでに使用人に開け閉めの方法をしっかり確認しましょう。
また、鍵の紛失やドアアウトには高いペナルティがつくので、管理は厳重に。

つづく

2016年9月21日水曜日

徒づろく: イタリア ベルガモの丘への小旅行。行き方帰り方

ミラノに数日滞在するなら、
郊外のベルガモに足を延ばすこともオススメ。
ミラノから1時間ほどで、優しくほのぼのした時の流れる中世都市にタイムスリップ。

    ベルガモの丘から

■ミラノからベルガモ駅への行き方
ミラノ中央駅から
2016年現在 片道5.5€
下記のサイトが電車の時間検索に便利
1時間に一本ほどなので前もってチェックしておくと便利。

    ミラノ中央駅。
イタリアは何番線から発車か、 5〜10分前くらいにしか決まらないので、時間が近くなったら電光掲示版を良く見て。とはいえ中央駅はスリも多いので荷物もしっかり握っていてください。
   肘に不自然にジャケットをひっかけてうろついている人はだいたいスリです。

■ベルガモ駅からミラノへの帰り方
ミラノ中央駅着は2016年現在1時間に一本しかない模様です。
変なタイミングでベルガモ駅に戻ったら
ガリバルディ駅行きも◎。こちらはやや鈍行。
でもちゃんと1時間半くらいでミラノ市内に帰ります。
途中かなりローカルで美しい山道を通るので、
帰りはこのルートもオススメ。
ガイドブックにはない美しい渓谷を通ります。
窓を開けて木々の風を感じて最高。

■ベルガモ駅からケーブルカー〜旧市街への行き方 

ベルガモ駅からケーブルカー("フニコラーレ")までは歩きで20分ほど。
駅の広場からまっすぐ伸びる大通りを、その先にそびえる丘に向かってひたすら前進。

途中から上り坂になり、高級住宅街の静かな雰囲気に。かまわずまっすぐ坂を行く。
かなり、わかりやすいレベルの"右カーブ"にさしかかるので、右カーブに従いさらに進む。
と、"フニコラーレ"と書かれたケーブルカーの駅に到着します。 

旧市街は丘の上。山登り好きにはとてもいいかもしれませんが、歩きで行くのはちょっと大変。
フニコラーレをぜひ活用してください。

バスでフニコラーレの駅までは(多分)5分ほど。雰囲気がいいので私は歩きました。
バスターミナルもですね、ベルガモ駅のターミナルは結構ひろくて、めんどくさくなっちゃいました。

   "まっすぐ伸びる大通り"は行けば"ああ"と思うレベルに一本しかありません。

ベルガモの旧市街は可愛いらしい小さい規模なので、
3〜4時間あればゆっくり見てお昼も食べられると思います。

   教会は無料で入れます

旧市街で建物や教会を見たら、ちょっと踏ん張って是非丘にの頂上を目指して。
旧市街を抜けると素敵な別荘地帯に入り、
さらに登るとそれはそれは美しい景色を一望できます。
旅番組で見るようなイタリアの赤い屋根の風景は忘れがたい思い出になります。

   バイク旅行も素敵。

ミラノの勢いある雰囲気とは違い、ベルガモは人も街も穏やか。
また、アジア系の団体ツアーは見かけませんでした。フリー旅行の特別感も味わえます。


歩いているだけで歴史と芸術を感じることが出来るので、さほどお金も使いません。
こんな素敵なところに5.5€で行けるというのもイケてます。

教会を見ながらサラダボウルとビールで休憩。
きっと心癒される1日になりますよ😉

丘の道は結構アップダウンがあるので、
歩きやすい靴で。

2016年9月4日日曜日

徒づろく: 旅先と手芸

    ベトナムでスカーフをふりまわす

手芸に使えるものは世界を旅しているなかで、つい買っちゃいます。
料理であれ絵であれ、裁縫も、とにかくなんだかを作る、ということがとても好きな体質なのですね、私。

見た目が派手でまわりに全く信じてもらえないのだけれど…。
牧場系女子から対局にあるほうだと思います。
牧歌的が人生のテーマなのに…

銀座や渋谷とかの感じらしいです。
まあでも実際普段、人との関わりで仕事していますので、都会が拠点なのは必要でもあります。

ブランドものには特にここ数年、情熱わかず。
来週ミラノに行くんですが、カバンも財布もまるで欲しくないのです。

でも手芸のものは見ちゃいます。

ベルギーでちょっと暮らしていたとき、雪の中1日ゴム紐なんて、どこの国にもありそうなものを探していたときは、さすがに自分に呆れました…。暇だったんですね〜。

ヨーロッパでは、"手芸屋さんを探そう"という目的で街歩きするとこうした事態になりがちな私。
今東京にいて、あれもこれもあることが当たり前だからかもしれませんが、なんでも揃う手芸総合店を見つけることは結構大変、という印象を持っています。
バラバラに欲しいものが見つかります…。

個人商店や職人の歴史が守られているからかもしれませんし、
女性も外で仕事することが当たり前なので、
手芸みたいな時間のかかることはいまいち流行しないのかもしれませんね。

たまに見つけるとたいがいは古い老舗で、
お客さんはやっぱりおばあちゃま世代で賑わっています。
それでボタンやリボンがカウンターの店員の後ろにあって買いにくかったり…。見て、買わないと言うとムスーっとしまったりしますからね。うっかり日本人精神で入ると胃が傷む私。

ヨーロッパに限らず、あと手芸屋さんに限らず、とにかくまあ旅先で布をみることが、面白いです。手軽なスカーフでも、あと寝具なんかも。
流行や色の感性が日本とはズレているので、刺激的。

アジアだとベトナムなんて最高です。

既製品は、作れそうなら、旅の絵日記に忘れないように描いて、帰国してまだ欲しいなら作る…そういうパターンが多いです。

どこの国も、今は忙しくて、
ファストファッションが主流です。
それは悪いことではありません。

私だって特に旅の時はかなりファストな格好。
たとえ盗られても泣かないもの、と決めてます。
ゲストの皆もそう。シンプルなものを着まわし。毎朝一枚ずつTシャツを私にくれるゲストもいました。

でもそういう時代ですから、手作りのものは映えますね。
たまに街角で、丁寧に縫われたワンピースを着ている地元のマダムや、オーダーメイドの手袋をはめているおばあちゃまを見ると、なんとも素敵に見えます。

ミラノ…あえて買うなら、
うーん、ストールかシャツかな……
シャツは多少高くついても買うことがあります。
パリっとしたものは自分ではなかなか…

でもやっぱり絶対に買いたいという程ではなく、最近暑くてあまり食欲もなく。

郊外でボ〜としてたいです。
ベルガモというところが素敵。
牧場系精神でゆきます。

徒ずろく: 道のはなし

    表参道

日本というのは本当に快適な国です。
物価が高い、と言いつつ来てしまう外国人は、皆口々に、クリーンだと言います。

特に
"道が綺麗"っ
という叫びは多くのゲストから聞きました。

そんなに騒ぐほど綺麗かね?
とこっちは思うんですが、
石畳みや砂の道は、たまに歩いて風情があっても、長く暮らす人にはしゃらくさいのでしょうし、ゴミも、例えばパリや香港なんて物価の高いところで、やたらめったら落ちてると、値段ほどの環境じゃねーっ、と思えちゃうのかもしれません。アジアだと魚とか鳥とか、野生的なものが落ちていたり。

日本の道の綺麗さは、どうも美しい文化の象徴となっている模様なので、
今後も誇って守りたいですね。

逆に良い意味でいい加減な外国が私は合ってますし、ガタガタ道も好きですが、
知らず知らず足にパワーがかかります。

私は人生一回だけ、
足が笑う、という経験をしました。
ああなるんですね!人体は不思議。感覚がなくなるんです本当に。死ぬというのもああいう感覚の連続かしら?

パリだったんですが、日本から友達が来てくれてあんまり嬉しくて、気がつけば1日ヒールではしゃいでいたら、モロー美術館の近くでカクっと。友人が美術館を見ている間、近くのカフェで寂しくビールを飲んでいました。。

ペタンコの靴もあれはあれで底の作りが硬いと苦しい。

そんなに足が強くないことを、パリ膝カク事件以来だんだん気付いて、今はヒールを履くのなら、充分な休憩とりながらとか、そうしています。

男子はこういう女の苦労に疎いですからね、
休まずスタスタ行くので、
デートでも、足が疲れたら、こっちから早めに素直に申し出て、半ば強引にカフェタイムにします。ケンカになる前に…。

で、そういう急に入ったカフェが実は隠れた名店だったりするので、やっぱり旅は好きです。

こういうハッピーは別に国外旅行だから、とかではないですね。
先日ですね、軽井沢に涼みに行ったつもりが、暑くてフラフラになりまして、
なんだか中心と外れたところにあった喫茶店にヨロヨロ行ったのですが、すごくいい感じに古く、庭もあって、木陰から見える空に憧れちゃいました。

歳とったら軽井沢で隠居したいです。
外国でもなく、東京でもなく。
道もきれいだしね







2016年8月25日木曜日

ギリシャの島村より 3

兄だ弟だ言ってきたけれど、アポとトドは、実の兄弟ではない。

トドがアポの村づくりに"弟子入りした"というのがしっくりくるだろうか。
アポは村づくりに賛同し共につくる仲間を"家族"と呼ぶ。
村にはもっとアポの"家族"がいるそうだけれど、どうやらトドは特別なアポについているようで、こうしてよく2人で旅をするそうだ。

先述したとおりアポはナチュラリストであり、
農作物を有機農法で耕し、森の恵みを拝借して家を建て、水路をつくる。
そういう生活をしている。

アポは私にずいぶん前もってリクエストメッセージを送り、そこで立派なwebサイトを紹介してくれた。
アポの活動がかなりの規模で、健全で純粋であることがよく分かり、
そうしてとても興味深かったので、
男2人の受け入れはかなり大変だと分かりつつ、
私はこうして兄弟を迎えた。

ついでにアポもトドもベジタリアンである。
この食についてはまたおいおいきちんと書きたい。

ギリシャの島村より 2

   (後日彼らが送ってくれた謎の写真)

弟のトドは、バックパッカーのすごいいでたちだったけれど、ファンタジー映画から出てきたような美しいマリンブルーの目をしていた。

横断歩道を陽気に踊り渡ると、
私を抱きしめ、兄にアポに何か言った。
ギリシャ語というのはとても渋い音をしている。

トドは、また私をしげしげ見て、今度は綺麗な英語で、よろしくねー!とはしゃいだ。

このトドのほうは、どうやら感動を隠すタイプではない。
いちいちにビックリして、目を輝かせ、大騒ぎする。
23,24歳の、一生のうちでも輝いた時期にいる。

対して兄のアポは、悠々とし、貫禄たっぷり。
疲れたでしょう、はやく家に行こうといっているのに、
腰ほどまである長い髪を束ねているアポは、それをぐるんとまわして、あたりをゆっくり見回して満足そうに息をはいた。

いずれにしても2人はこのローカルな駅で異様なオーラを放っており、ママチャリに乗せられた今度が呆然と振り返って過ぎていった。